第2弾 リッチー・ベルガーが教えるオーストリアスキーの真髄

スキージャーナル

2017/09/13 16:06

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Step.7 ベーシックパラレル・大まわり
目的:パラレルスタンスでターンする
 ベーシックなパラレルターンで、一つのターンのアルペン・ベーシックポジションを解消し、一度、スキーがフラットな
姿勢を作ってから次のターンに入る運動の流れを確認します。切り替えで次のターン方向に向けて立ち上がることで、
アルペン・ベーシックポジションが解消され(5)、スキーがフラットな状態になります。その状態からスキーを
回しながらエッジを切りかえて、外スキーへの荷重を強めて新しいアルペン・ベーシックポジションを作っていくことが
ポイントです



Step.8 ベーシックパラレル・小まわり
目的:リズミカルな連続ターン
 ベーシックパラレルターンで小まわりの基本的な動きを確認します。この段階では、ズレを多用したゆったりとした滑りで
構いません。上半身と下半身を切り離し、脚部の独立した運動をイメージすることが大切です。上下の動きを多めに
使うことでリズムを作り、ターン後半にしっかりとしたエッジングを行うことを意識します。エッジングに合わせた
ストックワークも、リズムメイクするうえで重要な役割を果たします



Step.9 パラレルターン・大まわり
目的:エッジングを洗練させる
 パラレルターンで舵とりの質を洗練させます。切り替えで次のターン内側に向けて立ち上がることで
アルペン・ベーシックポジションを一度解消し(4~5)、両脚で積極的にスキーをフォールラインに向けて
まわしていきます(5~7)。このとき、スキーに正確に角づけできると、スネをターン内側に傾けることができ、
スキーで受ける圧(荷重)を強めることが可能になります。身体の重心を内側に入れる動きをサポートにして
エッジングし、スピードをコントロールしていきましょう



Step.10 パラレルターン・小まわり
目的:上体の安定、ポールの位置、トランポリン効果(たわみの反動)
 上半身を静かに保ちながら、脚部をリズミカルに回す小まわりの動きを正確にしていきます。フォールラインで両スキーで
エッジングをし、圧を高めることがポイントです。その圧の蓄積と素早いエッジの切り替えによってトランポリン効果が
生まれ、スキーのたわみの反動を利用する方法を学べます。つま先をしっかりとまわしこむことは、ターンを正確に
仕上げるための大切なポイントです。カカトでテールを押してしまい、スキーをずらしてしまわないように注意してください



Step.11 カービングターン・大まわり
目的:サイドカットを利用して滑る
 スキーのサイドカットやフレックスを使って滑るカービングターンでは積極性を意識し、力強く、素早く動くことが
大切です。そして、身体の重心をターン対側に移動することが、最も重要なポイントになります。完璧な
アルペン・ベーシックポジションが必要になり、優れた平衡感覚も求められます。角づけの量と始動時のドリフトで
ターンサイズは決まり、圧をコントロールするために、外脚を伸ばし、内脚を曲げることも重要です



Step.12 カービングターン・小まわり
目的:スキーのスウィングとカービング、上半身の安定、ターン間の浮遊感
 カービングの小まわりではフォールラインで圧を高めることが必須であり、スピードも必要になります。このスピードを
コントロールするには、完璧な上半身の安定性が必要になります。素早いエッジングと俊敏なエッジリリースが基本です。
フォールライン上だけで圧をコントロールすることでバランスを保ちやすくなり、エッジングの反動によって生まれる
切り替え時の浮遊感を得られるようになります



「SKI journal 2017 10月号 #623 44-46頁より」

リッチー・ベルガー Richard BERGER                             
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